ふじまる
新規営業は泥くさい、支店では罵声を浴びされ、未稼働のお客さんにはお前のとこの会社のせいで損したと怒鳴られ・・・辛い。
大学の同期たちは、社会人になって楽しそう。仕事関係の人とごはん行くわ~、明日から出張だわ~と。
対する会社の同期たちはしんどそう。。。明日の数字が・・・、来週の数字回そうかな、あ~毎日ピンポンばっかりで体力的にもキツイわ、、、と。
本当にこんな所に居ていいのかな・・・そう思うことってありませんか?
この記事では証券営業が辛いと思った時に読んでほしい、元証券マンの私が
同期や先輩、後輩に聞いた証券営業が辛かった理由と私の体験談をお伝えします。
※主にリテール営業について書いています。
テレアポはキツイ?証券テレアポを経験した私が体験談をお伝えします
証券営業が辛いと感じる7つの理由
①お客さんファーストではない
私の同期Aくんはめちゃくちゃ株が好きでした。大学時代から株を勉強し、
株についてはそのへんの先輩たちより詳しかったです。
そのAくんですが、株が好きすぎて自分がすすめた株がお客さんに買ってもらったときは嬉しいけど
支店の都合、手数料の都合でまだ保有した方がいいと思っているのに売却してもらった時は
かなり辛かったな~と語ってくれました。
お客さんファーストではなく、手数料ファーストな点がAくんにとって証券営業が辛いと感じる理由だったのです。
ふじまる
②支店の雰囲気悪すぎ問題
これは私が辛いと思った理由ですが、朝出社するとまるでお葬式。
誰かとしゃべることもままならない。
先輩も上司もパソコンに向かってしーんとしている。
「おはようございます」と言っても返ってくる挨拶が小さすぎ。
入社してすぐの新人の頃はこの雰囲気辛いな~と思っていました。
入社2年目から慣れましたが…
ただ転職して気づいたことは
ふじまる
あの雰囲気は普通じゃなかったということ。
お葬式のような雰囲気だったとIT会社の先輩に言うと、「え!そんなのテレビの中だけじゃないの?」と驚いていました。
IT会社では、朝「おはよ~」から始まり、「週末どっか行ってたの~?」「今日の服イイ感じだね、デート?笑」など
雑談があることの方が普通でした。
③朝無駄に早すぎ
私の支店では男は6時30分くらい、女は7時前くらいでした。
(なぜこの差があったのかはわかりません、めちゃくちゃ男尊女卑w)
1-2年目の頃は日経新聞を読むために、朝早く出社していました。
読むだけなら家でできるやん!と思いながら
1年目の社員が2年目の社員と日経新聞の読み合わせを行っていました。
3年目以降も朝の出社時間は変わることなく、出社していました。
やっていたことは、どのお客さんの商品を売却できそうかを調べること。
(資産の何%上がっていれば買ってまもなくしても、売却してもらってもいいという
社内ルールがあったので、みんな計算機を朝めちゃくちゃ叩いていました笑)
景気が悪いときは売却してもらえそうな商品がなかなかないので
どれだけその商品を保有している期間があるかを見直していました。
(投資信託は●ヶ月、債券は1年など、損をしていても売却してもらってもいい
という社内ルールがありました。)
朝の8時30分始業だったのですが、それまでの間はサービス残業でした。
④パワハラ支店長
今ではあまりパワハラってされていないかもしれませんが
証券業界では普通に行われていました。
私の同期Bちゃんは、支店長が課長のネクタイをつかんで殴っているのを見て
怖すぎて会社に行けなくなってしまいました。
自分が殴られたわけではなかったのに本当に辛かったと言っています。
また、同じ支店だったC課長は、支店長からアルミの灰皿を投げられ、タバコの汁を
被ったのをきっかけに鬱で会社をお休みされていました。
ふじまる
⑤市場が変わってもやることは同じ
景気が悪くNYダウも下落、日経平均も下落しているようなときは
「今が安いと思うので、●●購入しておいてください!」
NYダウも上昇、ドルも円安、日経も上昇しているときには
「これから上がってくると思うので●●購入してください!」
市場が変わってもやることは同じ、資産の純増です。
毎日のように同じことをずっとやっているなーと感じたときは
工場で働いているような感覚になり、辛いなーと感じていました。
⑥商品が違うだけでやることは同じ
ブラジルはオリンピックやワールドカップがあって~・・・
なのでブラジルの債券買ってください!
と言っていた次月は
インドネシアの債券買ってください!
など、商品が違うだけで毎月やることは同じ。
毎日同じ繰り返しで辛いと感じる後輩もいました。
⑦訴えられる!?
お客さんはお年寄り、中にはわからないで買われる方も多いのが現実。
同期のCさんはいつも成績トップの営業マンでしたが、78歳のおばあちゃんに4年満期の商品を買わせるなんてどうなってるんや!
とおばあちゃんの子供たち(推定40~50代)に訴えられかけていました。
この商品をアベノミクスに絡めて説明しろ!
お前は●●証券でお年寄りを騙す●●という事件があったのは知っているのか!
など毎日毎日怒鳴られ、しまいには訴えられかけていました。
Cさんの心はズタズタに・・・辛いと感じたらしくこれをきっかけに証券会社を去りました。
ふじまる
証券営業は辛いと私が思った理由
私もずっとここで働くのは辛いな・・・と思うことは多々ありました。
特に辛いなと感じたのは、このままは辛い思ったのは無能な上司に怒られたとき、上司や先輩に対してこの人頭悪いなと思ったとき、 このままここで働いていて何か自分にプラスになるのかなと感じた時です。
将来的にここに居ていいのかと悩みに悩みました・・・
証券営業を辞めたいと思ったら?
①異動願いという手もある
証券営業が辛いな・・・と思ったのなら、異動願いを出してみるというのも手です。私の同期は英語ができたため、外国株を分析する部署に異動をしました。また私の先輩は人事へ移動をしました。
支店から部署を変わった人達は営業の時は辛そうだったのですが、部署移動をするとイキイキして働いていました。
②退職の前に考えてほしい転職について
もう辛すぎ!!はよ辞めたい!!と思ってもまずは思いとどまることをおススメします。理由は転職するのなら、在職中の方が有利なことが多いからです。
毎日毎日時間管理されて、転職活動は難しいかもしれません。が、私は在職中に転職活動をし、見事転職に成功しました♪
ふじまる
転職するにあたって利用したのは、マイナビとリクナビの2つです。もっと登録したかったのですが、在職中何個も掛け持ちをするのはしんどくなるのでオススメしません!
2つを使ってみてオススメできるなと思ったのはマイナビです。理由はマイナビのエージェントは『転職者の年収』を指標にして転職者を斡旋しており、リクナビのエージェントは『転職者数』 を指標にして転職者を斡旋しているからです。私は年収をあまり下げたくなかったので、マイナビを優先的に利用しました。
ちなみに証券会社出身というのは、結構重宝されます。通常3分の1程度しか通らない書類選考も、証券会社で営業をしていたとなれば結構な確率で通ります。
ふじまる
余談ですがもし、自分の転職後の年収予想を知りたいのならミイダスというサービスがおすすめです♪
参考までに自分の価値を試してみてもいいかもしれません。(笑)
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